なにか

なにかがなにか。ずっと考えている。

 

色んなことに少しずつ馴れてきた。

部屋の大きさとか、時間とか、妙な罪悪感とか、その他諸々。


今日、坂道を下りながら「吸い込まれる」感覚を思い出した。


忘れている感覚。


思い出そうとすると動けなくなるから、動いて思い出そう。

そんなことを思いながらハンドルを左に切った。

 

〈緑のトンネル〉より