hibi

20220218

 

その先を思うことで、逃さないようにする。

恐怖をしってゆく。

 

丁寧にしめくくる。

 

20211107

 

時間の質を変える。

 

止めることを意識する

隙間をつなぐ。

 

20211106

 

ついてまわること。

自転車の手放し運転。

手を放さないとできないこと。

 

丁寧に丁寧に。

その手を思い出す。

 

20210311

巡らせるだけ、巡らせて、振り返り、振り返り、足もとをじっと見つめる。

足首を立てて、背骨を上に引き伸ばして、背中に空気を送り込む。

 

当たり前になっていないか、二度とない一瞬であることを忘れていないか。

目の前に在るものや、取り巻くものに、感謝と敬意を払えているか。

当たり前にならないものを、当たり前のものに。

当たり前のものを、当たり前じゃないものに。

 

20210209

つつつつつ。ととととと。

 

丸々太った猫のしっぽを、目で追いかける。右、左、右、左と黒とこげ茶とグレーがかった毛並み。

 

それはとてもいいお天気で、目の前の広場では、子供たちが遊んでいる。

 

小さいけれど、一つの社会を作りながら、笑って泣いて、怒って、癇癪を起こして。

使いなれない言葉に気持ちをのせるより、伝えたい気持ちを全身を乗せて動かしている。

 

飽きない。いいなぁ。気持ちいいなぁ。

日向も、猫も。

笑顔も、仕草も。

 

ふふふふ。さささ。

20210206

また少し日があき、また少しぐるぐる回っている。

 

比べない。

集中する。

声を低くする。

聞こえてくる音を無視しない。

こうだと言い切る。

コツコツやっていくこと。

焦らない。

言葉にすること。

話すぎないこと。

伝えたいこと。

受け取りたいこと。

押しつけになってないか。

理解した気になってないか。

辻褄あわせになってないか。

 

 

ないないない、が続いたら、引いて眺めてみるのがいい。

 

だめだと思ったら、指先のひびを眺めてみる。

20210123

窓の外から聞こえてくる雨音が変化してゆく。明日の朝は雪が積もっているかもしれない。

頭の奥でジーッという音が聞こえる。気圧のせいかもしれない。

 

何かのせいにすることに、疲れ始めている。多分そう。何の誰のせいでもない。

日々動くからだに目を向けて、からだとそれを取り巻く周りの言葉に耳を傾けて。信じるものや、大切に思うことを、埋もれさせてしまわないように。

動くからだを捉え直す。私のからだは私以外のものでできている。からだは私のものではない。だからからだと動きたい。

20210105

耳慣れた曲なのに、突然、あれこの曲すごく好きかも、という瞬間が訪れるから面白い。昨日まで、なんなら、今日もその曲を耳にしていたはずなのに、その時の空気なのか、周りにいる人の波なのか、時間の速度に関係しているのか、わからないけれど、もらったメモにはどちらが名前でどちらが曲名かわからないぐらい知らない人だったのに、今こうして文字を連ねながら私のPCに取り込まれた、その人の声を聞いている。

その人の声はPCを微かに震わせながら、その歌を聞かせてくれている。

20210104

時々見かける。朝早くの時もあったし、お昼間の時もあったし、今日は夕暮れ時に、杖をついてゆっくり道を歩いている姿を見かけた。

前に一度、雨が降る中を歩いているところにお会いした。急な雨だったのか傘を持っていないようで(手には杖もあるし、傘さすのは持っていたとしても大変そうに感じた。)一度は追い付いてそのまま通り過ぎたのだけれど、その後どうしても気になって、思い切って振り返り「よかったら、傘に入りますか?」というようなことをドキドキしながら言ったら、笑顔で「すぐ近くだから大丈夫。」と言われて見送られた。

20210103

からだがギクシャクし始めた。丸まりたいと思う反面、甘えてるだけかもしれないと、思い切って動かしてみる。

こういう時は動かないと「動かなかった。」ということがのしかかってくるから。

 

思い切って動けば、ギクシャクしている自分が間違いじゃなかったと思えるかもしれないし、ギクシャクしているからだが解れるということもあるかもしれない。

どうしよう、と思ったら動いてみることにしている。違ったら、違ったで、動いた。ことは残るから。

 

動きはじめたギクシャクしたからだは、最初のうちは落ち着かない。途中で引き返そうか、もう少し進もうか。

考えている頭の中を置き去りにして、からだは前へと進んでいく。

なるべく好きなものを探そうとする。人の流れと反対に。日向を探しながら、裏道へ裏道へ。建物と建物の隙間を眺めて歩く。

ポッカリでくわす青空や、丸々たぬきみたいな後ろ姿の猫。きれいに切りそろえられた植木に、仲良く歩く老夫婦。

人が生活しているということを肌で感じること。住宅街の行き止まり、自分がよそ者であることを感じて少し恥ずかしくなる。

勘が外れたなと来た道をまた戻る。

20210102

年の変わり目の時間感覚は不思議だなと思う。その日だけをみてみれば、昨日、今日、明日、と毎日の繰り返しに変わりはないはずなのに。

年を跨ぐとき、普段よりも多くの時間がからだの中を通りすぎていっているのかもしれない。長い時間、そこにいた沢山の人、様々なものごと。

 

今年のお正月は家でラジオを聴きながら静かに過ごしている。声の向こうの誰かが作っている時間を感じながら、頭の中では他のことをずっと考えている。

からだを動かしたり、本を開いたり、鉛筆を手に取ったり。色々なことが同時にあれこれと気になる気質があるので、今年は今に集中することも意識したいと思う。

先を見据えながら、実現させるためにかたちにしてゆく。見通す目と手元の目。