そこにある

いつ何が起こるかわからない。

今がずっと続く保証もない。

削ぎ落として、削ぎ落として、削ぎ落としたら、大切なことは変わりなくいつもそこにある。

いろんなものを抱え込んで、いろんな思考がからだに溜まる。

溜まった体は重くなり、鈍くなる。鈍くなるからどんどん溜まっていってしまう。ぶよぶよ捉えどころがなくなって、形もよくわからなくなって、とぺーっと床に張り付くように、掴んで離せないものが増えていく。

動けなくなる。

 

そうなる前に。

 

起こることはどうにもならない。

でも動けるからだがある。反応するからだがある。

衝動と直感。

 

削ぎ落として、剥ぎ取って。

こんなもんだよと笑っていよう。