という間

それとこれ

そことここ

あっちとこっち

 

線が波打つそこにも

向かいあうそこにも

背中あわせのそこにも

 

なりたいものは空白

何にもないように見えて

存在と存在の間に

必ずあるもの

 

その隙間を

泳ぐように

掘るように

 

そこにしかない

隙間

 

細い細い糸ほどしかない隙間を

動いていくこと

 

それが踊ること

それが生きること

 

振りを踊るのも

即興で踊るのも

踊ること

 

どちらに転んでも

落ちてしまう

そのぎりぎりを

踏んでいく

 

必ずある

ことだけは

わかっている

 

ないものが多すぎる

この体でも

あることがわかっているのなら

 

いける気がしている

 

見えないものも

からだでなら見える

 

そんな気がしている

 

大事なものは

周りにある

 

飛び降りて

打つかっても

壊れない

 

ある意味

 

永遠や無限が

そこにあるんじゃないかと思う

 

無いものが有る

無いものに私は在る