同じ間隔で作られる模様。
というものが、好きみたいだ。
ほんの数年前から、線を描くことを続けている。
続けると言っても、描きたいなと思った時に書いているだけなのだけれど。
同じ模様を繰り返し描くことが多いなと気づいたのは、少し前。
好き、と感じた形は何回か繰り返す。線そのものが好きなのではなく、
描いた線の周りにできる空白が作る形が好きなのだと気付いたのも最近。
少し前は、書かれた線が好きと言っていたけれど、
今は、線を描くことでできた空白が好き。
と言った方が、自分の感覚に近い気がしている。
まだわかないけれど。
そんなが気がしている。
あてもなく、線を書いて、その線が作る模様を面白がっていた時は、どっちが上で、どっちが下、
こっちが右で、こっちは左。という決まりはなかった。
描いたものをくるくる回しながら、好きな方向を見つける。
その方向は、自分でも決めるけれど、見た人にも決めてもらっていたことがある。
好きなように感じてもらえたらという、思いからだった。
その描き方も、一つの方法としてありだろうと思う。
でも今は、一つの空白を描き出すように描いている。
描くものは獣。空白の獣。
すると不思議なことに描いたもの天地が決まってきた。
良いでも悪いでもないけれど、少し変化した。
好きな模様を繰り返し、獣達は姿を表す。