何をしていても、ぐるっと一周して気づけば足元に戻ってくる。
そうではないのにと思いながら、どうすればいいのか考える。
知らず知らずのうちにカタツムリの殻みたいなものを背中に作ってしまった。
私の背中には透明な殻があって、それが重いことにも気づいてなかった。
変わっていくこと。それに順応していくこと。生きていくこと。
戻ってくることは変わらなくても、それが思っている時間の中で
戻ってくるかはわからない。
ポーンと飛び出て、はるか彼方を旅して、出会って、見て、触れて
私ではないもので満たされて、最後の最後、フーッとなる時に
すっと戻ってくるような、そんなようなものなのかもしれない。
そんなものでありたいと思う。
ではない、もの。を大切に思う。
そのことを伝えていきたい。