朝起きて、目の周りが変な感じがして、鏡を見たら、見たことのある顔になっていた。
高校生ぐらいだったかなぁ、この顔は。などとじっと鏡を見ながら思い出す。
心の中では「久しぶり」と「ああ、また」と二つの気持ちが出たり引っ込んだりする。
しばらくじっと見ていて、調子がいいと思っていた顔は本当は調子よくなかったのかなぁという思いが湧き上がる。
からだの細胞は一つの症状を発信することで、私に語りかけていたのに、しっかり聞いてこなかったんだなと少しの罪悪感みたいなものが生まれてくる。
からだが発する言葉を押さえつけて、表面を整えていたんだと気づく。
からだのみんなにごめんね。そして仲良くしようと声をかけてみる。
当分機嫌は戻りそうにない。
これまでの時間を思ったら、仕方がないなと思う。
だけど、早く機嫌なおしてほしいな。ともう一度お願いしてみる。
そんな8月の始まり。